2018/12/10 14:59
カープの黒田博樹、新井貴浩両選手が同時にFAで移籍して、大きな騒動となったのが2007年のオフ。
2018年。
あれから10年あまりをへて、球界を代表するバッターとなった丸佳浩がFA移籍したことで、ふたたびあのときの新井選手のように丸選手はファンからのバッシングを浴びることになった。
新井選手がFA移籍したとき、ファンは彼の「カープ愛」を疑った。
そして彼がカープに復帰すると、手のひらを返したように「すまんかった」と土下座することになった。
あのときの愚を、また一部のカープファンは繰り返そうとしている。
またぞろ丸選手の「カープ愛」を、そして彼の誠実を疑っているのだ。
ファンはなぜそんな愚行を繰り返すのか?
それは丸選手の側しか見ず、感情に任せて一方的に批判しているからだろう。
交渉事は相手があること。
球団と丸選手が交渉をして、結果、丸選手はFA移籍することになった。
丸選手が出て行ったということは、見方を変えれば球団が彼を引き止められなかったということ。
あるいは球団が出て行かざるをえないような交渉をしていたともいえる。
この「衣笠祥雄は、なぜ監督になれないのか?」で2007年オフの黒田・新井の交渉ぶりを振り返ってみれば、球団サイドの「選手愛」を疑ってみることの必要性も見えてくるだろう。
果たして丸選手は非難されなければならないのか?
その答えはこの本の中に…。
#丸佳浩のFA移籍 #衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか #黒田博樹 #新井貴浩